めばえ教室について
主力は知能教育コース
めばえ教室の主力である『知(能教)育コース』では、日本全国200カ所以上の教室で1歳~小学校2~3年生位までのお子さま(1歳対象のにこっとクラブは保護者様)向けに、『豊かな心(=知能)を育てる』教育を35年以上にわたって実践し続けています。
めばえ教室が提唱し続けている『知(能教)育』とはすなわち、『子どもたち自らが、いろいろなことを憶えたり(記憶)、考えたり(思考)する力を高める』ことで、近年『学習指導要領』でいうところの『生きる力』(変化の激しいこれからの社会を生きる子どもたちに身に付けさせたい[確かな学力] [豊かな人間性] [健康と体力]の3つの要素からなる力)に通じるものであり、これを育むには“人格形成に最も重要な幼児期”(三つ子の魂百までの三つ子期)に、たくさんのバランス良い刺激(教材体験)を与えつつ、『模倣性』(真似たい)と『探求性』(知りたい)という知能を開花させていくエネルギー源である2つの本性(生まれつき備わっている能力)欲求を満たしてあげることがとても大切となります。
単純に大きくなるという意味での“生長”には、「何をどの位食べて…」といった栄養バランスの配分等が大切な要因となりますが、『機能向上』つまりは「よりよく機能させる(はたらく)ようにする」為には、「成長に適した時期」に「自分で」「繰り返し」「使う」ことが何よりも発達を促す最大要因となることを私たちは知っています。料理、運転、競技、演奏etc、そのことが『上手になる』秘訣はまさに、そのことに興味・関心を持ちながら失敗や試行錯誤をくり返しつつも『絶対的経験量』を増やし続ける以外にありません。
強制や押しつけではなく、子どもが自分でやってみたい(使ってみたい)と思うのは、興味があったり楽しさを感じる時に他なりません。子どもの主体性(興味や関心が自然に湧き、自発的に課題に取り組もうとする姿勢)がみられるような環境づくり、すなわち『楽しそう!面白そう!』『またやってみたい!もっとやってみたい!』と、子どもたちに感じてもらえるような環境づくり(動機づけ)が、まずは大切になってくるのです。
また、『知りたい』『真似たい』という欲求が満たされたとき、子どもは快感を覚えます。同時に、それを周囲にあたたかく受けとめてもらう(褒められる(よりも)<認められる)と、より快く感じるでしょう。そうした『嬉しい気持ち』は、本性エネルギーを一層刺激し、より強く高度な欲求へと導いてくれます。「楽しい→もっとやりたい!」と感じられてこそ、初めて自らやってみようとする『意欲』が湧くのです。
この『意欲』が伴ってくると、最初はスムーズにいかなくても再挑戦してみよう!という気持ちが保て、『同じ経験を何度か繰り返す』ことで、徐々に機能(はたらき)そのものが高まり安定するようになっていきます。『模倣性』と『探求性』という2つの本性的欲求を満たすことが、すなわち『知能』の発達に結びついていくわけです。 (好きこそものの上手なれ!)
教室の主役はお子さま!
「知能の発達」に適切な時期とは、子どもの興味や意欲に対してちょうど良い頃合いであることが必要です。これがかけ離れていると、どんな刺激も一方的な押しつけに過ぎず、発達のポイントのひとつである「自ら使う」ことが難しくなってきます。
また、めばえ教室は少なりとは言え『集団を形成』しながら授業を進めていくので、等しく持ちあわせている『模倣性』や『探求性』も、その表出の仕方はお子さまによって実にさまざまで個人差があります。同じ教材を手にしても、その反応や取り組み方は千差万別です。もともと違った脳を持って生まれ、異なった環境と経験値で育ってきたお子さまたちが一堂に会すわけですから当然のことです。
めばえ教室では、そのひとりひとりのちがいを『独自性』として、全てありのままに受け入れることから始めていきます。「その子どもが今、欲しているものは何か?」、常に子どもを見守り、子どもにとってどうなのか?という視点を外さないこと、つまり教室の中での『主役』は子どもたちひとりひとり(個々)であるということを、私ども接する大人たちは決して忘れてはなりません。
めばえ教室での『楽しさ』とは、先生が一方的に生徒を『遊ばせよう、楽しませよう』として得られるものではありません。『無理にでもここまでやらねばならぬ』『理解させねばならぬ』と力み過ぎても、逆にエンターテイメント(娯楽)的に『喜ばせ、楽しませねばならぬ』と走りすぎてもダメなのです…。なぜでしょう?
『知能の発達』に欠かせない条件として、自らやってみたいという『意欲』=『主体性』『自発性』があります。これは教え込まれたり指示されることの多い生活経験からは、決して育つことはあり得ないからです。もちろん、教えてもらわなければわからない場合もたくさんありますが、ただ、問題に突き当たったときにすぐに回答が得られることに慣れてしまうと、人は自身で考えたり試したりせずに、答えや結果だけを求めるようになってしまうからです。
大切なのは、主役であるひとりひとりの生徒が、それぞれどれだけ考えることや理解することの楽しさを経験したか?、自分自身の力で問題を解決する楽しさを経験したか?、これこそがめばえ教室の『楽しさ』になっていなければなりません。いくら整然としてスムーズな授業であっても、それを行なうために子どもたちひとりひとりの『楽しさ』が損なわれ、個々への対応がおろそかになってしまっては本末転倒です。
いっしょに、あ·そ·ぼ!
では具体的に、接するわたしたち大人の心がけとして、何が大切になるのでしょうか? その答えは、実は、めばえ教室が35年以上にわたって使い続けているキャッチコピーの中に存在しています。
『いっしょに、あ·そ·ぼ!』
これこそが、『知能教育』に携わる私ども大人すべての基本姿勢であり、永遠不滅の課題でもあるのです。子どもたちひとりひとりと真剣にあそんで、一緒になって『楽しい!おもしろい!』という経験をたくさんしてみてください。難しく考えすぎてはいけません。失敗は恐れずに、少しだけ肩の力を抜いて、どうやったらこの子と楽しく遊ぶことができるだろう?と一所懸命に考えてみてください。
わかり辛ければ探りながら少しずつ、まずは刺激を送ってみましょう…、応えてくれたり空振りだったり…、根気よくいろんな心のドアをノックしてみましょう…。そしてお子さまの『快』のドアにたどり着いたら、ちょっとだけ後ろに退いてサポート役に回り、お子さまの力を信じてあげましょう…。
たとえ最初はダメだったとしても、責めずに励まし、ちょっとだけアドバイスをして(決して答えは教えないであげて下さい。)、再チャレンジを促してあげましょう…。そして、もしもニッコリ笑顔が返ってきたら、一緒になってその喜びを分かち合って下さい!
そんな試行錯誤の経験を繰り返し重ねていけば、あなた自身の「子ども対応機能」も自ずと高まっていくはずですから…。